突然!介護生活

母親の脳梗塞により突然始まった介護生活の記録

老人ホームの探し方、見分け方は?

 
母が入所できる老人ホームを探しています。
 
主に週末を利用して計7カ所見学しました。
 
これで見学は打ち止めのつもりなので、まとめて比較してみます。
 
 
<目次>

 
 
 

見学した施設

 
*見学順(カッコ内は自宅からの所要時間)

  • A=グループホーム(徒歩10分)
  • B=有料老人ホーム(電車とタクシーで1時間半)
  • C=特養1(電車とバスで1時間15分)
  • D=特養2(電車とバスで1時間半)
  • E=特養3(電車とタクシーで2時間)
  • F=特養4(バスで30分)
  • G=特養5(電車とバスで1時間)

 
 

施設探しの条件

 

月々の費用

 
当初は有料老人ホームを探していたので、月額20万円を上限と考えていました。
 
Aグループホームは、17万円程度と想定の上限より少しお安め。敷金として最初に20万円弱かかりますが敷金なので返ってくる可能性もあります。
 
meinereise.hatenablog.jp
 
 
B有料老人ホームは元グリーンピアのためホテル仕様で豪華。その割に費用は17万円弱とお得感あり。しかも食事回数を選べるので、昼食なしにすれば2万円ほど安くなります。入居一時金もありません。
 
meinereise.hatenablog.jp
 
 
しかし、その後「要介護4」と認定されたため特養を探すことになり、Bは申し込みませんでした。
 
meinereise.hatenablog.jp
meinereise.hatenablog.jp
 
 
C〜Gの特養は施設ごとに多少の違いはありますが、ユニット型、要介護4、第3段階で9万円前後。もちろん初期費用なし。やっぱりかなり安くて助かります。
 
 

立地

 
私が住んでいる地域は都心通勤圏のベッドタウン。
 
老人ホームの費用は郊外と比べれば高めで、入所待ち人数も多い印象です。
 
そこで、当初は遠くて安くてすぐに入れそうなところを探しました。
 
しかし、実際見学に行ってみると、遠いのは思った以上に大変! 
 
入居時に母を連れて行くのも大変ですが、その後、面会に行くのも一苦労です。
 
 

眼科通院は要付き添い

 
しかも、見学時に話を聞いてみると、特養であっても眼科は提携先の医療機関に含まれていないところがほとんどでした。
 
内科なら提携の医師が処方箋を出してくれるのですが。
 
唯一、Cの特養だけが「提携先の総合病院に眼科があるので、スタッフが通院に付き添います」と言ってくれましたが、他は当然のように「眼科の通院はご家族さまでお願いします」。
 
母は緑内障がかなり進行しており、数カ月に1回は眼科で検査をした上で点眼薬を処方してもらわなければなりません。

C以外に入所した場合は、家族が定期的に施設へ行って、眼科へ付き添いをする必要があるということになります。
 
それを考えるとすごく遠いEは絶対無理。入所申し込み自体を取りやめました。
 
 
逆に、近いのはホント助かります。
 
Aグループホームはウチから徒歩10分程度。
 
F特養はバス1本で行けます。
 
先日のように緊急入院しても、ちょくちょく病院に顔を出すことができます。
(少なくとも入退院の手続きは家族がしなくてはなりません)
 
公共交通機関だけで1時間以内で行けるG特養も許容範囲。いざという時、車を使えば30分で行けます。
 
 

雰囲気とスタッフの水準

 
介護はやっぱり人と人の関係性が大切です。
 
見学の際の対応、言動の端々や、スタッフ同士の会話の雰囲気を見ていると、何となくその施設の雰囲気やスタッフの水準が伝わってきます。
 
7カ所回って、一番印象が良かったのは、結局最初に見学したAグループホームでした。
 
何と言っても出てきたお茶がとても美味しかった!
そしてスタッフも、にこやかで飾らずフレンドリー。
アットホームな雰囲気で穏やかに過ごせそうです。
 
次に印象が良かったのはCの特養1。
 
やはり、出してくれたお茶が美味しく、対応してくれた相談員の方がしっかりしていて、見学中に出会ったスタッフも皆さん笑顔で元気よく挨拶してくれました。スタッフ教育が行き届いているという印象です。
 
 
面白いことに、見学時に出てきたお茶の美味しさ(あるいはお茶が出てこない場合もあり)と、施設全体やスタッフの印象は完全にリンクしていました。
 
訪問時にお茶が飲みたいわけではないのです。
 
お茶を出す余裕があるかどうか、そのお茶に気配りができるかどうか。
 
スタッフの状態が一杯のお茶に如実に表れているということなのだと思いました。
 
 

新しい施設は入りやすい

 
施設の新しさは意外に、というか、思った以上に重要です。
 
見学した中ではFとGが最近オープンしたばかりで定員がまだ埋まっていません。
 
つまり、オープン直後の施設は、埋まり切るまで大量の空きがあるんです。
 
狙い目です!
 
ただし埋まっていないのは、入所希望者が少ないからではなく、スタッフが集まらないから。
 
埋まらないのではなく、空けてあるのです。
 
FGともに4月オープンでしたが、定員100人のところ、6月の見学の時点でそれぞれ40床を残した状態でした。
 
Fは待機者が空床の40を超えているとのことなので、決して楽観はできませんが、優先度が高ければ入れるはずです。
 
 

都道府県のサイトをチェック

 
これら新規施設は、施設紹介サイトで検索してもほとんどヒットしません。
 
都道府県が特養の空き状況をネットで公開しており、FとGはそれで見つけました。
 
介護施設検索サイトはとても便利なのですが、結局は都道府県や地元自治体が一番情報を持っているということですね。
 
 
新しい施設の良い点は入りやすさだけではありません。
 
介護ロボットなど最新の設備を導入している施設が多く、スタッフにも入所者にも負担が少ない。
 
それに、建物自体が新しいのはやっぱり気持ちいい。
 
古い施設は、古い病院のような消毒液のにおいがして、清潔に保たれてはいるものの、空気がよどんでいるように感じてしまいました。
 
 

まとめ

 
申し込みをしていないBとEを除き、現在5カ所に申し込んでいます。
 

  • A=地元のグループホーム
  • C=かなり遠い特養1
  • D=かなり遠い特養2
  • F=地元の特養4
  • G=やや遠い特養5

 
費用が安いのはCDFG
 
立地がいいのはAFG
 
雰囲気がいいのはAC
 
それぞれ1ポイントとすると、ACFGが2ポイント、Dが1ポイントです。
 
 
Dは費用が安いこと(=特養だということ)だけがメリットなので、もし空きが出てもお断りしようかなと思っています。
 
Aのグループホームは、併設の小規模多機能型居宅介護を現在利用していて、本当にいい施設だと思っているのですが、やはり費用が最優先。
月8万円の差は大きいです。
なので、ここは入所できたとしても特養の空きを待つことになるでしょう。
 
 
つまり実質的にはCFGの3カ所にしぼられました。
 
最初に空きが出たところに入所することになると思います。
 
 

追記

 
と思ったのですが、違う展開になりました。
 
つづきはこちら。
 
meinereise.hatenablog.jp