安さの秘密「第◯段階」と「世帯分離」
母が要介護4と認定されたので、方針を変更して特別養護老人ホーム(特養)を探すことにしました!
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特養は基本的に要介護3以上が対象で、要介護度が低いと入れないことになっています(特例もあるようですが)。
しかし何と言っても料金が安いのが魅力。
もしも要介護3以上が出たら特養を探そうね、と夫と話していましたが、まさか本当にそうなるとは。
またまたネットで施設を検索し、遠すぎずお安い特養をピックアップ。
資料請求し、見学もしました。
すると、今まで有料老人ホームを探していた時には知らなかったことが次々と。
まず、特養には、従来型とユニット型があるんですね。
ユニット型は新しいタイプのようです。
1ユニット10人程度で、すべて個室、ユニットごとにキッチン付きリビングダイニングがあり、そこで食事したりテレビ見たり歓談したりできます。
元々入所を考えていたグループホームと似て、アットホームな雰囲気です。
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一方の従来型は、病院の大部屋のような多床室ですが、タンスで仕切られていて、見学した施設は病院より広々してました。
料金は多床室の方が圧倒的に安い。
母の少ない年金収入でもギリギリ賄えそうな安さです。
でもユニット型の施設の方が新しいので、個室というだけでなく、お風呂とかベッドとか、全般的に最新の設備が整っていたりして、かなり快適そう。
見学していても新しい建物は気分も良く、ストレスが少ないので、面会に来ることを考えてもユニット型かなあ。
ところで。
料金の説明に「第◯段階」という初めて見る表示がありました(◯には1〜4の数字が入ります)。
第4段階は課税世帯対象で、料金はユニット型の場合お安めの有料老人ホームより多少安い程度です。
一方、非課税世帯が対象の第1〜3段階は収入や預貯金によって分類され、かなりお安くなっています。
ユニット型で要介護4の欄を見ると、第4段階と第3段階では月5万円程度の差が。
この制度が特養の安さの秘密なんだな、と思いました。
ただしこれも地元自治体の認定が必要です。
さらに、ウチの場合、まず「世帯分離」をしておかないと、そもそも非課税世帯になりません。
世帯分離、つまり、同じ住所のまま、母親だけ世帯を分ける手続きをしました。
引っ越しの時の住民票を移すのと同様の手続きなので、それほど面倒ではありませんが、役所に行って手続きする必要があります。
さらに「第◯段階」を認定してもらうべく、介護保険の「負担限度額認定」を申請。
私の住む自治体では、ウェブサイトから申請書がダウンロードできました。
通帳のコピーなど預貯金の額を証明する書類を整えれば、持参でも郵送でもOKです。
しかし、母を引き取って以来、どれだけ書類を書いたことか。
もろもろの手続き、やってもやっても次々湧いてくる感じです。
一つ一つは大した手間でなくても、これだけ次々あると、結構時間かかります。
そして肝心の特養ホームの申し込み書類も書かなくては!
これもけっこう記入する項目が多いのですが、入所待ち順位に影響するので、漏れがないよう丁寧に書きましょう。
特養の入所は申し込み順ではなく、申し込み者の条件をもろもろ点数化し、緊急性の高い人や、開いた部屋の条件に合う人から入れる仕組みです。
見学した中では、空きがあってすぐに入れるという施設はありませんでした。
とりあえず片っ端から申し込んで、空きを待ちます。