突然!介護生活

母親の脳梗塞により突然始まった介護生活の記録

施設見学にはタクシー

 
小規模多機能の介護サービスを利用しつつ、併設のグループホームの空きを待っています。
 
このグループホームの見学は、地域包括支援センターを訪れた流れで突然実現し、その場で空き待ちをお願いしました。
 
meinereise.hatenablog.jp
 
母もこの施設の介護サービスは気に入っている様子だし、近いし、運命的なご縁も感じているので、空きが出ればすぐ入りたいと思っています。
 
 
一方で、グループホームは終のすみかにならないため、最期まで対応してくれる施設が必要。
 
引き続き、施設探しです。
 
 *追記
 「グループホームは終のすみかにならない」とは言い切れないことが後日判明しました。
 
 
 
施設を選ぶ最大のポイントは、以前書いた通り、ズバリ費用。
 
meinereise.hatenablog.jp
 
母は最低限の年金収入しかないため、月々の費用はできる限り抑えたいところ。
 
「看取り」にも対応している施設で、お安い割に設備や諸々の対応が整ったところを見つけ、夫と共に見学しました。
 
 
 
5月19日、日曜日。
 
電車を乗り継ぎ、小さな駅で降りて、タクシーで施設へ行きました。
 
非常に不便な場所にありますが、その分、環境はとてもいいです。
 
周囲に高い建物はなく、緑に囲まれています。
 
水を張った田んぼがあちこちでキラキラしていて、初夏!って感じ。
 
 
行き先を告げると、タクシーの運転手さんはいろいろ知っていることを話してくれました。
 
この施設は元々年金保養施設だったそうです。
 
しかし運営が問題視されてしまって、高齢者施設に変わったのだとか。
 
ありましたね!「グリーンピア」問題。
 
年金保険料を無駄に投入し、役人の天下り先にもなっていて、批判を集めたんだったかな。
 
なるほど、もしかして、それでお安いのかも?
 
 
見学に行く時は、タクシーを使うと地元の評判や情報が聞けて、選ぶ際の参考になるかもしれません。
 
 
 
1000円ちょっとで目的の施設に到着。
 
施設見学は相談員の女性が対応してくださいました。
 
パンフレットを元にサービス内容や料金などの説明を受けたあと、館内を見学。
 
やはり年金保養施設だっただけあって、建物は古いけれど、しつらえが贅沢でしっかりしています。
 
面会スペースのガラス張りの壁から見える敷地内の風景は庭園風。
 
元々大浴場だった場所に面している裏庭は竹林になっていて、タケノコも採れるんだそう。
 
夏はベランダや窓から花火も見えるというし、周囲に遮る建造物がないので本当に広々としています。
 
 
相談員の方は「以前はホテルだったので」と表現していました。
 
いろんな意味でリッチな施設です。
 
しかもお安い。
 
探している条件に当てはまる施設の中では最安です。
 
現在空きを待っているグループホームと同等か、もっと安いくらい。
 
条件が良いだけあって、当然、現在は満室です。
 
入所は望み薄なのか……。
 
 
ダメ元で「空き待ちは何人くらいいるんですか?」と聞いたら、意外にあっさり答えてくれました。
 
約30人だそうです。
 
そうかー、やっぱり、それじゃ、いつ入れるか分からない感じですねー。
 
と言うと、なんと
 
「今まで1年以上待った方はいらっしゃらないんですよ」
 
へー! そうなんだ。
 
空き待ちをしていても、タイミングが合わなかったり、既に他の施設に入ってしまったり、いろいろあるので、必ずしも30人が本当に待っているとは限らないとのこと。
 
「ただ、最近は入所者に動きがないので、この先どうなるかは分かりませんが」
 
そりゃそうですよね。
 
先のことは分かりません。
 
でも1年が目安なら(それ以上待つことになっても)、グループホームに入っておいて空き待ちで全然問題ありません!
 
 
 
入所の申請書をいただいて帰ってきました。