突然!介護生活

母親の脳梗塞により突然始まった介護生活の記録

母退院…介護タクシーって?

 
肺炎で入院していた母が26日に退院しました。
 
meinereise.hatenablog.jp
 
18泊19日。
 
実は、もっと早いタイミングで一度退院の話があったのですが、退院日に発熱したため延期になっていました。
 
ようやくちゃんと退院できて、ホッと一安心です。
 
 
 
退院と言っても肺炎の治療が終わったというだけで、体力は回復していません。
 
でも病院としては、リハビリのためなんかにずっと入院させておけないので、家に帰るのは無理でも、施設で受け入れてくれるなら施設に返したい。
 
そんな趣旨の打診が病院からあり(もちろんもっと穏当な表現ではありましたが)、元々お世話になっていた小規模多機能型居宅介護の施設も受け入れOKとのことで、無事退院の運びとなりました。
 
 
 
看護師さんから「ドクターから退院OKが出ました」と電話をいただいたのですが、退院日程の調整が済んだ後、「介護タクシーでの移動になりますが、呼べますか?」と聞かれました。
 
介護タクシー???
 
「呼んだことがないので……」
 
と答えると、病院側で手配してくれました。
 
 
母は、退院といってもまだ以前のようには歩けません。
 
一瞬立ち上がることができる程度。
 
移動には車椅子が必要なので、車椅子ごと乗れるリフト付きの車でないとダメなんですね。
 
 
 
介護タクシーについて、ネットで調べてみました。
 
一口に「介護タクシー」と言っても、どうやらいろいろあるようです。
 

  • 介護保険を使う「介護保険介護タクシー」
  • 介護保険を使わず現金で対応する「介護タクシー」
  • 一般のタクシー事業者が福祉自動車を使っている「福祉タクシー」
  • ヘルパー資格を持つ人が運行する「ヘルパータクシー」

 
「ヘルパータクシー」は、例えば母が施設の行き帰りにいつも施設のスタッフが車で送迎してくれていますが、あれもヘルパータクシーなのかな?
 
「福祉タクシー」は市町村によっては料金の一部を負担する制度があるようですが、ドライバーは介護の資格がないため介助はせず、障害者向けで高齢者は対象外。
 
「介護保険介護タクシー」と「介護タクシー」の違いは介護保険が使えるかどうかですが、入退院や転院は保険対象外とのことなので、今回の介護タクシーは上から2番目の「介護タクシー」ということになります。
 
ドライバーが介護の資格を持っているので、介助はすべてしてくれて、料金も運賃+介護料(+介護機器レンタル代)となります。
 
 
 
退院当日。
 
約束の時間に介護タクシーの運転手さんが車椅子を携え病室に来てくれました。
 
母に話しかけ、車椅子に移るよう促したりするのも慣れた様子です。
 
そのまま運転手さんが車椅子を押してタクシーまで行き、リフトを使って車椅子ごとタクシーに乗せてくれました。
 
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付き添いの私は荷物を持ったり看護師さんの説明を聞いたりしていたので、すべてお任せできるのは助かります。
 
 
 
私もタクシーに同乗して施設に到着。
 
メーター運賃2100円+基本介助料1000円、合計3100円でした。
 
 
 
施設では「おかえりなさーい!」と明るく出迎えていただきました。
 
入院の際は救急搬送で、しかも私たち家族はなかなか連絡に反応せず、ご迷惑をかけたのに……。
 
申し訳ない思いと、ありがたい思いでいっぱいになりました。
 
 
母は介護タクシーの車椅子から施設の車椅子へと移り、早速室内へ。
 
私は病院から預かった薬や書類、家から持ってきた着替えなど一式をスタッフに渡し、早々に失礼しました。
 
母は当分、ここで経過観察ということになります。
 
またすぐ体調不良とかいうことにならないといいのですが……。