突然!介護生活

母親の脳梗塞により突然始まった介護生活の記録

続・老人ホームの探し方、見分け方は?

 
前回、老人ホームの見学を打ち止めにしたのを機に、自分なりの探し方、見分け方をまとめました。
 
meinereise.hatenablog.jp
 
実は前回執筆時、既に三つの施設から打診があり、そのうちの一つに決めるつもりで書いていました。
 
しかしその後、方針変更し、別の施設に決定! 
 
修正を兼ねて続編です。
 
 
<目次>

 
 
 

見学した施設

 
*見学順(カッコ内は自宅からの所要時間)

  • A=グループホーム(徒歩10分)
  • B=有料老人ホーム(電車とタクシーで1時間半)
  • C=特養1(電車とバスで1時間15分)
  • D=特養2(電車とバスで1時間半)
  • E=特養3(電車とタクシーで2時間)
  • F=特養4(バスで30分)
  • G=特養5(電車とバスで1時間)

 
 

施設探しの条件

 
Bは申し込み前に特養探しへ方針転換したので、申し込んでいません。
 
Eはあまりに遠かったので、これも申し込んでいません。
 
申し込んだ残る5カ所の条件は
 

  • 費用が安いのはCDFG
  • 立地がいいのはAFG
  • 雰囲気がいいのはAC

 
それぞれ1ポイントとすると、ACFGが2ポイント、Dが1ポイントです。
 
 
「Dは費用が安いこと(=特養だということ)だけがメリットなので、もし空きが出てもお断りしようかなと思っています」
 
……などと書きましたが、結論から言うと「D」に決めました(笑)。
 
我ながら、いい加減ですねー。
 
 

消去法で2カ所は断る

 
一番最初に空きが出たと連絡があったのは、申し込まなかった「E」でした。
 
施設入所を急いでいることもあって、一瞬心が動きましたが、やはりこの遠さは無理があります。改めてお断りしました。
 
 
次に連絡をいただいたのは「A」のグループホーム。
 
現在、ここに併設している小規模多機能型居宅介護を利用しています。
 
母も馴染んでいるし、雰囲気もいいし、何と言っても徒歩圏内だし、とってもありがたいお話です。
 
でもやはり費用が……。
 
月8万円の差は大きい!
 
「入所できたとしても特養の空きを待つつもりです」と正直に話したところ、小規模多機能に連泊したまま、特養入所へ向けて支援してくださることになりました。
 
本当にこの施設には何度も助けていただきました。
 
感謝してもしきれません。
 
 

重要な追加条件

 
「A」とやりとりしている間に、「G」から電話がありました。
 
前回記事を書いた時は「G」に入居することになるだろうと思っていました。
 
Gは特養なので安い。
 
公共交通機関で1時間、車なら30分。すごく近くはないけれど、まあまあ近い。
 
新しい施設なのでキレイで広々していて、最新機器も導入されていました。
 
条件的には十分OKです。
 
入所へ向けて、母と面談(実調)までしてもらいましたが、結局お断りしてしまいました。
 
 

担当者との相性

 
なぜ断ったか。
 
理由はスタッフと私自身の相性です。
 
資料請求の電話をした時から、見学対応、その後の連絡も、担当者は一貫して同じケアマネでしたが、私はどうもこのケアマネと相性が悪く、いちいちイライラしていました。
 
電話でちょっと話しただけでイライラ。
 
やることなすこと、一挙手一投足、言葉の端々、いちいちイライラ。
 
例えば。
 
母との面談について「日程が決まったら電話します」と言われたのに、待っていても音沙汰がない。
 
何か手違いでもあったかと不安になり、こちらから問い合わせの電話をかけましたが不在で、別のスタッフに伝言を頼みましたが、やはり連絡なし。
 
何度か電話してようやくつながったので「面談の日程が決まったら電話いただけるということでしたが、ご連絡ないので」と(ちょっと嫌味を入れつつ)言うと、
 
「ああ、今日面談してきました。それで、ちょうどよかった、聞きたいことがいくつかあるんですけど」
 
と悪びれる様子もありません。
 
 

スタッフ全体の印象

 
担当ケアマネだけでなく、電話に出た他のスタッフも「本当にちゃんと伝言してくれるの?」と不安になる話し方で、ここのスタッフの「チーム」としてのレベルも、はなはだ疑問です。
 
新しい施設で、スタッフも集まりきっていないので、教育も不十分なのでしょう。
 
仕事に慣れていないのかもしれません。
 
時間が経てばこなれてくる部分もあると思います。
 
些細なことだし、しかも、自分が入所するわけではないし、母にとっては問題ないレベルかもしれません。
 
……などと考え、目をつぶるつもりでした。
 
しかし。
 
上記電話の話の2日後、面談の判定結果を知らせる電話がかかってくることになっていたのですが……。
 
「また、かかって来ないんじゃないの?」と不安な思いで待っていたところ、新たに特養「D」から面談打診の電話がありました。
 
正直に、ほかの特養の面談を受け結果の連絡を待っているところだと説明すると、「それは、きっとそちらの方が近いでしょうから……」などと、こちらの立場を慮ってくれました。
 
このころは、「G」の担当者とのやりとりでずっとビリビリしていたので、「D」の担当者の丁寧で実直な電話に気持ちがほっこりし、涙が出そうになりました。
 
1本の電話で、こんなに気持ちが違うなんて。
 
私、やっぱりあのケアマネダメだ。
 
そう思って「G」は断ることにしました。
 
そして、やっぱりこの日「G」から電話はかかってきませんでした。
 
 

敬語やマナー

 
数日後、「D」に電話をして、母との面談を進めてもらうよう、お願いしました。
 
その30分ほど後に「G」からようやく電話がありました。
 
面談の結果などの説明はないまま唐突に「では健康診断書を提出してください。記入する用紙、いただいてますよね?」と、自分の用件だけ話し続けます。
 
しかも「いただいてますよね?」って……。
 
用紙を私に渡したかどうか確認したかったようですが、これでは意味が逆になってしまいます。
 
敬語が使えないにもほどがあります。
 
やっぱり断ることにしてよかった。
 
話が途切れたところで丁重にお断りしました。
 
 
その後「D」との手続きを進める中で気づいたことがあります。
 
担当者からの電話に出られず、着信を見てこちらから電話したことがあったのですが、「お話が長くなりますので」と一旦切って改めて向こうから電話をかけ直してくれました。
 
また、こちらから電話して担当者が不在だった時も、別のスタッフの対応が非常に丁重で、折り返し連絡がなかったことなど一度もありません。
 
そうそう、社会人って普通こうだよねー。
 
当然のマナーとも言えますが、意外に介護施設ではバラツキがある感じです。
 
「G」の担当ケアマネは、連絡すると言っておきながら音沙汰ないばかりか、こちらからの電話に便乗して用件を済ませていました。もちろん「いただいた電話で申し訳ありませんが」などのエクスキューズもなし。
 
電話って、直接会って話すよりも、もしかすると人となりが分かりやすいかもしれません。

 

まとめ

 
ということで、やっぱり最後は「人」が大事という結論に落ち着きました。
 
自分が入所するわけではないとはいえ、長い付き合いになるでしょうから、窓口になる担当者との相性は大切です。
 
費用や立地などの条件で選別した後は、入所までの手続きの中で相手をじっくり見極めるのが重要と実感しました。
 
「D」は公共交通機関で1時間半、車なら1時間弱。
 
母の眼科通院のため数カ月に1回は行くようだし、急遽入院ともなれば駆けつけなくてはなりませんが、まあギリギリ何とかなる距離だと思います。
 
 
とにかく、入所先が決まってホッとしました! 
 
\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/