突然!介護生活

母親の脳梗塞により突然始まった介護生活の記録

施設入所、予算は?

 
母を介護することになって、どうしていいか分からず、ネットでいろいろ調べた時に最初に知ったのが「地域包括支援センター」でした。
 
高齢者が地域で生きることを支援するための公的機関です。
 
ケアマネさんもいて、介護認定、介護サービス、施設探しなど、いろいろ相談に乗ってくれます。
 
 
とても頼りになりそう! 
 
最初に母からSOSの電話があった時、実家の地域を担当する地域包括支援センターにお世話になりました。
 
meinereise.hatenablog.jp
 
でも、公的機関なので、平日の日中しか対応してもらえません(緊急の場合は別かもしれませんが)。
 
タイミングが合わず後回しになっていましたが、4月24日水曜日、仕事を休んでようやく、ウチから徒歩7分の事務所を訪れました。
 
 
 
事前に連絡もせず突然訪れましたが、女性のケアマネさんがしっかり対応してくれました。
 
やはり、前回書いた「保健師さんからの質問」とほぼ同じ質問からスタート。
 
meinereise.hatenablog.jp
 

  1. 母の性格や希望
  2. 認知度、介護度あるいは生活能力
  3. 私の希望や費用

 
1「母の性格」については「末っ子で甘やかされて育ったので全てお膳立てされて当たり前と思っているようなところがある。偏食も激しい」と伝えました。
 
この質問は本来「施設で団体生活ができるか」を見極めるための質問と思われますが、母が施設に馴染めるのか、正直よく分からず、遠回しな説明になっています。
 
また、母は施設入所なんて夢にも思っていないので、もちろん「母の希望」もなく、本人を説得できるかどうかは課題ということも伝えました。
 
 
 
2「介護度」は申請中なのではっきり分かりませんが、母の現状を説明したところ「断言はできないけれど、認知症の症状があるので、要支援にとどまることはないのでは。要介護1は出ると思う。でも要介護3は難しいかなあ」と言われました。
 
このケアマネさん、けっこう踏み込んで、本音ベースで話してくれます。
 
頼れる感じで、個人的には気に入りました。
 
 
 
3「私の希望」は「仕事と介護の両立は無理なので施設に預けたい」「母はうちに一人でいると、半寝たきりのような状態になってしまうので、散歩や体操などをしてもらいたい」という程度。
 
お風呂に入れてもらったり、食事させてもらえれば、それだけですごく助かります。
 
一方、豪華な住まいや、充実したレクリエーションは不要。
 
シンプルに最低限の対応をしてもらえれば十分と考えています。
 
 
 
そして「費用」。
 
施設選びで一番のポイントは、やはり予算です。
 
いくら希望に合った施設でも、無い袖は振れない。
 
母の入所にどれだけお金を費やせるのか、随分考えました。
 
母の収入は年金のみ、2カ月で約15万円です。
 
預貯金もゼロ。
 
趣味などもなくお金を使わないので、そんな収入でも、今までは十分暮らしていました。
 
でも、施設に入るには全然足りません。
 
私が母のために月々いくら支出できるか、です。
 
 
私自身は会社員になって30年弱。
 
現時点ではそれなりの収入がありますが、まもなく給料が減り始めるお年頃で、会社の先輩たちの噂では月10万〜15万円減るなんて話も聞きます。
 
その収入減にどう対応するか悩んでいたところでした。
 
それに加えて母の施設代。
 
「月額20万円」の施設に入れたとしても、私の収入から12万円以上は持ち出しになります。
 
収入減と合わせると、現在と比べて月20万〜30万円の負担増。
 
正直言って、かなり苦しい。
 
っていうか無理。
 
なので、とにかく、施設の費用は「安いに越したことはない」というのが本音です。
 
 
 
地域包括支援センターでもそんな感じで説明したところ、ケアマネさんは「グループホームが一番いいんじゃないかと思います」とおっしゃいました。
 
グループホーム?
 
名前は聞いたことがあるけど、何のことかまったく知らず。
 
でも、ここから事態は動いていきました。